SMOOTH / METALLIC
基本ラム、シープに代表される羊革を使用しております。
手袋や洋服などで用いられることの多いこの羊革は、
とても柔らかくしなやかで、靴にすると牛革などにはないとてもソフトな履き心地が経験できます。
素材自体が柔らかい故、扱いが難しく、とてもデリケートです。
デリケートな素材が故に大量生産には向かない靴となってしまい、全て手作業での製造となります。
時間と手間が掛りますが、何かを得るためには何かを捨てなければなりません

裏素材と中敷について
パジャマのようにストレスフリーを感じてもらうには、裏材に秘密があります。このコンビでないと出せない体感したことのないような「フワフワ」とした履き心地。
裏材も靴には必要不可欠な抗菌防臭効果があります。
普通中敷き、合成皮革や、ポリエチレン素材などを使用し、抗菌防臭などをうたいますが、
素足で履くことが多いこのような靴にそのような素材は適していません。
蒸れにより足に不快感を与えてしまいます。
moumouneでは、革靴らしく高価なヌメ革を使用して蒸れを出来る限り軽減しています。
最新の技術によって素材自体に抗菌加工が施されています。
最新機能素材で足を包み込むことにより、いつも清潔な状態が保たれます。

ヒールの高さについて
最初はもう少し低い高さを想定していました。
何故かというとそれの方が可愛く見えるからです。
可愛い このキーワードはとても重要なキーワードです。
絶対に外してはいけないキーワードです。
だけど靴は、履き心地も重要なキーワードなので、ただ可愛いからと言って履き心地を無視してもいけない。
最初履いた時にヒールの高さはあまり気にならないかもしれませんが、人は歩く生き物です。
歩いた時にあまり低いヒールだと疲れてしまう経験はないでしょうか
それでは長く愛される靴にはなりません。たどり着いた高さが20㎜
ヒールが低いが故に良く起こる現象で、踵に芯がないために、踵が下がって地面についてしまい革が擦り切れてしまう事があります。
その現象を起こさないためにも、ヒールの高さはある程度必要となります。
moumouneの靴は全種類、踵に芯が無いように見えますが、踵の一番下に芯を少しだけ入れています。踵が下がる現象を出来る限りでない様にするための一工夫です。

軽さについて
この靴自体は軽い靴ではございません。
ただ単に軽くすることは簡単です。
使用する底材をスポンジのように空気を含ませて密度を下げることにより底は軽くなります。
しかし軽い底は、密度がなくすり減るのも早い。
せっかく気に入って履いている靴なのに底がすり減って、また買わなくてはいけないという事態は出来るだけ避けるべく、クッション性に富んで、やわらかく、滑りにくく耐久性も良い素材を探しました。
踵もすり減れば修理可能な底にしています。
リフト部分の内側も、歩くとこの角で靴の内側に傷をつけてしまいます。
moumouneは、出来るだけ傷つけないように角を斜めに削っています。

サイズ・デザインについて
木型は靴にとって命です。
これで履き心地が決まるのでとても重要な部分です。
moumouneでは、日本人に多い「やや甲高、やや幅広」に合わせて木型を作っております。
ブランドとして差別化するには、一目見てそれと分かるアイコンが必要で、
moumouneは、爪先部分に柔らかい素材であることと、手作りである事の証明としてギャザーを入れております。
※意匠登録済
